【大人のハッピーセット vol.132】大山「伏音」の「手作り丸いコロッケ」と「伏音ハイボール」+【今週の日記】

(1)今週幸せを感じたお酒とつまみの組み合わせ【大人のハッピーセット】、(2)【今週の日記】の二本立てです。
パリッコ 2026.01.20
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大山「伏音」の「手作り丸いコロッケ」と「伏音ハイボール」

 毎年1月、清野とおるさんとふたりでつつましき新年会をするのが好例になっていて、今年は板橋区の大山で飲むことになった。

 まずは1軒、僕の大好きな「わいわい」にご案内してしばらく飲み、あやうく永遠に腰を落ち着けそうになってしまうところだったが、せっかくだからと街にくりだす。日本屈指のアーケード街であるハッピーロードが、再開発によって思いっきりぶつ切りにされている光景には切なくなったが、これも時代の流れだろう。

 そうこうしていると、横道に輝く赤ちょうちんに、ふたり同時に心惹かれる。

「家庭割烹 伏音」。どこがどうと聞かれても答えられないけれど、おたがいの好みにドンピシャの佇まいだ。入るに決まっている。

 まずは「生ビール(中)」(税込630円)を頼み、同時に出てきたお通しの、れんこんとひき肉の炒め煮風の小鉢に、さっそく心を掴まれた。味つけが絶妙すぎる。

 気になるメニューはいろいろあるが、カウンターにいた常連さんの「コロッケがおすすめだよ」の言葉に素直に従い、「手作り丸いコロッケ」(570円)をお願いすると、これが絶品。

 ほくほくのじゃがいもに、ひき肉がたっぷり。味はつまみ仕様の濃いめで、特徴的なのは刻んだパセリがたっぷり混ぜ込まれていること。その香りが、庶民派代表のコロッケをただものじゃない味わいに格上げしている。コロッケにパセリ、知見を得た。

 お店オリジナルの「伏音ハイボール」(580円)は、電気ブランがベース。これが飲みやすく、おかわりをくり返してしまう。

 ハシゴ酒の途中なので胃に余力は残しておきたいものの、さっきのコロッケを食べてしまったらここが名店であることは明確で、もう少しなにか食べてみたい。「白菜漬け」(400円)と「しめさば」(470円)を。

 とても深い味わいの白菜漬けも、大ボリュームに対して値段が釣り合っていないしめさばも、素晴らしくうまい。もと料理人に違いないと思ったご主人に経歴を伺ったら、長く喫茶店を営まれていたそう。言われてみれば物腰の柔らかさが、喫茶店のマスターと言われるとしっくりくる。

 額装された雪景色の外観写真を見て、どこか北国から移転してきた店なのかな? と思って聞いてみると、数年前に板橋区に大雪が降った日にとった記念写真だったというエピソードにも和む、しみじみと良い店との出会いだった。

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