「大人のハッピーセット vol.84」+今週の日記
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大泉学園「ゆり乃花」の「おでん」と「黒霧島」
夜に大泉学園の街まで出る予定があり、家に帰るよりもどこかで食事をして帰るほうがスムーズな時間帯だった。つまり、新規開拓のチャンスでもある。駅周辺を徘徊し、どう見ても一見客がふらっと入る雰囲気ではない店を見つけたので、ふらっと入ってみることに。
カウンター数席の明るい店内。先客は男性がふたり。まずは「瓶ビール」(税込750円)を注文。ブロッコリー、玉子サラダ、しらす、ベーコンのあえものと、肉だんごのお通しがかわいい。
ちらほらと話を聞かせてもらうと、この店はまだ3年目で、ママは以前、近くで同名のスナックを15年やっていたらしい。70代の先輩A、50代の先輩Bのふたりは常連で、ママとは家族ぐるみに近い付き合いをしているようだ。ふたりともとにかくスナックが好きで、先輩Aは足が悪いにもかかわらず、「週に一度くらい顔出してやらないとママがかわいそうだから」と、わざわざタクシーでここへ通っているよう。このあたりのスナックには詳しいんですか? と聞くと、「知らない店はないね」。かっこいい。
目の前のカウンター上におでん鍋があるにもかかわらず、家で作ってきたらしきタッパーから出して温めてくれる、ママお手製のおでんがうまかった。「黒霧島」(500円)のロックを2杯ほどおかわりし、この店ならではの空気感を堪能。
先輩Bは沖縄からこちらに引っ越してきてまだ数年らしく、しばし沖縄トークになる。僕が沖縄好きで、ミミガーとかチラガーとか、ヤギ汁とかヤギ刺しが美味しかったという話をすると、そういうものは全部嫌いだそうで、「この人、本当に人間?」ってくらいに目を丸くしているのがおもしろい。沖縄に住んでいるころはなにをつまみに飲んでいたのか聞いてみたら「焼鳥とか」だそう。
先輩Bに「お兄さんはスナック行かないの?」と聞かれ、「あんまり行かないんですよね。僕は居酒屋ばっかりで」と答えると、そこからの会話がおもしろかった。ちなみに、僕が隣の石神井公園に住んでいることはすでに話していた。
B「居酒屋か。石神井なら“タナカヤ”があるよね?」
僕「タナカヤ、いや、知らないですね。どのへんですか?」
B「駅からすぐだよ。ほら、串カツの」
僕「あ、串カツ田中ですか?」
B「そうそうそう!」
A「焼鳥屋もあったよな。確か……ハルタヤとかいう」
僕「ハルタヤ……大泉の、もともとかぶら屋だった場所に春田屋っていうチェーンのやきとん屋はありますね。石神井の駅前だと、かぶら屋はありますけど」
A「そうそう。かぶら屋!」
スナックには詳しいのに、居酒屋に興味なさすぎだろう。
またおじゃまします。
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